「よみたんあるよmap」見て来てね 読谷「残波通り」 カフェ、居酒屋、バー、20店紹介


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「よみたんあるよmap」をアピールする(前列左から)津波努さん、北沢歩己さん、(後列左から)新城透さん、比嘉晋さん=読谷村高志保のバーハバナハバナ

 【読谷】読谷村長浜から高志保までの県道6号沿いの店舗が集まる「残波通りおこし会」がこのほど発足し、20店舗を掲載したパンフレットを作成した。村長浜の「クラブNY」店主の津波努さん(46)ら飲食店の4店主を中心に「お店同士が集まり、地域を盛り上げたい」との思いで活動したのが広がり、ポケットサイズの冊子になった。会の発足で今までつながりがなかった個人事業主の関わり合いが生まれ、共に地域を活性化していこうと意気込んでいる。

 パンフレットは「よみたんあるよmap」として、カフェや居酒屋、バーなどを掲載した。1万部を刷り、村内のホテルやコンビニ、美容室、漁港などさまざまな場所に設置している。

 村長浜の居酒屋「旬菜食房はんだま」の新城透さん(46)は「以前は長浜周辺もまちやぐゎーが多かったが、今はない。地域を元気にしたい」と話す。

 店舗主導で「自分たちで、やれることから始めたい」と進めた計画は、パンフレットの印刷など費用負担の面など困難もあったが、県道沿いの比嘉酒造にも声を掛け、協賛を得て完成にこぎ着けた。

 村高志保のバー「ハバナ ハバナ」を営む北沢歩己さん(47)は「最初に企画した時は20店舗も集まると思わなかったが、無我夢中で作った。完成したパンフレットを手にして感動した」と達成感を語る。

 「バー ステイゴールド」(村長浜)の比嘉晋さん(36)は完成後「店舗のつながりの大切さを感じた。従業員の確保に悩む店が多いことが分かり、悩みを共有して情報交換をしたい」と話す。

 津波会長は「何もやらないのでは街は活性化しない。パンフレットを作ったことで一人でもお客さんが来てくれたら大成功だ」と語る。「店舗同士がけん制し合うより、手と手をつないで全体の底上げができたら、いい街がつくれるのではないか」とほほ笑んだ。

 パンフレットの問い合わせなどは津波努会長(電話)090(3790)3232。