ヒジキ、基地内で豊漁 コートニー開放 住民、収穫楽しむ


社会
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ボランティアの人と一緒にヒジキを袋詰めする地域住民ら=11日、うるま市天願の米軍キャンプ・コートニー

 【うるま】ヒジキの収穫が最盛期を迎えた11日、うるま市天願の米軍キャンプ・コートニー内の海岸が市民に開放され、ヒジキ収穫祭が開かれた。コートニー周辺の天願や赤野、昆布、宇堅地域、具志川漁協から100人超が詰め掛け、期間限定で採れるヒジキの収穫を楽しんだ。

 同基地内でのヒジキ収穫祭は、米軍が地域住民らとの交流を目的に、毎年3月の干潮の時期に開かれている。基地内ではヒジキを食べないことや、同海岸では収穫規制もあるため、他の海域と比べヒジキが豊富に生えているという。

 雨天にもかかわらず集まった住民たちは、親戚総出で浅瀬に生えるヒジキを収穫していた。赤野から毎年家族で参加しているという女性は「この時期にしか採れないから、親戚みんなで来て、離島にいる親戚にも配る」と、袋詰めされた約20袋のヒジキを満足そうに持ち帰った。