沖縄工業高校(小禄健夫校長)とオキコは、比嘉製茶のさんぴん茶葉を使ったレモン型ケーキ「さんぴん茶葉香る 琉球の華」を開発した。税込み108円で、15日に県内の各コンビニやスーパーなどの量販店で発売する。シークヮーサーの果汁とミルクで煮出したさんぴん茶エキスとさんぴん茶粉末が生地に練り込まれ、甘さが控え目ながらも爽やかな風味にしっとりした味わいとなっている。
同校生活情報科3年の生徒8人が食のブランド化を手掛けるノイズ・バリュー社の指導の下、味やパッケージデザイン、市場調査、PR動画作成、名称などを約8カ月かけて考案した。開発に携わった新里まどかさん、上原みなみさん、大嶺華蓮(かれん)さんは「柔らかい質感とさんぴん茶葉の香りを出すのが難しかった」と話した。
販売目標は年間8万個で、旧盆や清明、彼岸など行事の際の供え物として定番化を目指すほか、認知度の高いさんぴん茶ブランドを前面に押しだし、観光客向けにも売り込んでいく。