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“山城さんTシャツ”で平和発信 池原さんデザイン

山城博治さんをデザインしたTシャツや旗で、早期釈放を求める池原寿里さん(中央)とヒヤミカチメンバーら=17日、那覇市樋川の中央公園

 沖縄平和運動センターの山城博治議長らの初公判が開かれた17日、那覇地裁周辺で、山城さんの顔写真を加工したデザインTシャツを着たり、デザインプリントされた旗を掲げたりして早期釈放を求める人たちがいた。デザインしたのは、名護市辺野古の新基地建設に反対し海上で抗議する「ヒヤミカチ」メンバーの池原寿里さん(29)=恩納村=で、「平和の星である山城さんを世界中に広めたい」と語った。

 デザインは、米国の先住民族インディアンの羽根飾りをした山城さんとなっている。池原さんは「インディアンの民族闘争と沖縄が似ていて、あるインディアンの集落の長が山城さんにとても似ていたから」と説明する。

 同日、池原さんはバリケードが張られた那覇地裁前で、山城さんの初公判が終わるのを待った。顔をしかめ、ずっと握り拳を緩めなかった。

 池原さんは山城さんのことを「お父さん」と呼び、慕っている。「辺野古の現場でも、私が前線に出ようとすると『けがしたらどうするんだ』と止められるんです」

 山城さんは機動隊員らにも「疲れているだろう」と声を掛けていたという。池原さんは「逮捕されるような人じゃない。悔しい」と涙を浮かべた。

 池原さんは山城さんへのプレゼントも用意している。「逮捕後、すぐ出てくると思って、お父さん(山城さん)用にメッセージを彫った島草履を作った。早く履いてもらいたい」。もう5カ月以上会っていない。思いは募るばかりだ。

 池原さんは「山城さんの顔を見ると勇気が出る。応援しているので頑張ってほしい」とエールを送った。Tシャツは赤、黒、ピンクの色があり、辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で販売もする。
(金良孝矢、嘉数陽)