「反省見えない」と15人退席し流会 市議のFB投稿で宮古島市議会


この記事を書いた人 松永 勝利
市議らが退席して流会となった宮古島市議会=22日午後2時半ごろ、同議会議場

 【宮古島】宮古島市議会(棚原芳樹議長)の石嶺香織市議がフェイスブック(FB)に書き込んだ投稿が波紋を呼んでいることに関連し、市議会3月定例会は22日午後4時、保守系市議15人が途中退席し、定足数が不足したため自然流会となった。21日に石嶺市議に対する辞職勧告決議が可決された際、石嶺市議は「おわびして撤回」という文言を含めた弁明をしたが、退席した市議らは「反省の色が見えない」などとして、石嶺市議の一般質問の前に一斉退席した。退席した市議らは、議場に戻る条件として石嶺市議に再度の謝罪を求めた。石嶺市議は応じなかった。
 石嶺市議は「既に投稿を撤回し謝罪もした。『反省の色』とは極めて主観的だ。もう一度謝罪をしろとは、ただのいじめと嫌がらせだ」と反発した。
 退席した市議の1人、平良隆市議は「(投稿が)全国的に話題になり、各議員にも抗議が届き迷惑している。あれだけ議会の品位を傷つけたのに反省の色が見えない。議会にわびてほしい」と述べた。
 棚原議長が間に入って双方と話し合いをしたが、平行線に終わった。石嶺市議の一般質問は23日に延期されたが、開催されるかは不透明な状況だ。【琉球新報電子版】