還暦にイッペー植樹 南風原中24期 中央公民館裏に10本


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還暦記念でイッペーの苗木を植え付けた南風原中24期生のメンバーら=3日、南風原町立中央公民館裏手の斜面

 【南風原】南風原中学校の24期生が3日、還暦記念にイッペーの苗木10本を南風原町立中央公民館の裏手の斜面に植樹した。昨年11月に同級生の合同還暦祝いを開催した際の経費の残りを活用し、苗木を購入した。関係者らは「将来的にいろんな人に記念植樹をしてもらい、中央公民館や黄金森公園の周辺をイッペーの木でいっぱいにしたい」と思いを語った。

 記念植樹には合同還暦祝いの発起人メンバー7人が参加した。

 実行委員長を務めた田本勉さん(60)は、イッペーの木を選んだ理由として「桜だとありふれている」「いっぺー上等の言葉と掛けた」などと説明した。

 実行委員の一人で町観光協会会長の照屋盛夫さん(60)は「今回の記念植樹を機に、南風原町の人たちにいろんな記念でイッペーの木を植えてもらい、10年、20年後にこの場所でイッペーの花祭りができたら」と夢を語った。

 田本さんは還暦記念の植樹に便乗し、昨年挙式した息子の結婚祝いとして2本の苗木を植えた。「子どもや孫の世代まで残るような形にし、それぞれが『あのときこういう思いで植えたなあ』と思い出せるようなものにしたい」と話した。

 記念植樹については今後、町観光協会で管理や受け付けをする。問い合わせは同協会(電話)098(851)7273。