白獅子の子、こどもの国に 東北パーク寄贈、26日に公開


この記事を書いた人 松永 勝利
沖縄こどもの国にやってきたホワイトライオン=24日午後0時30分、沖縄市胡屋の沖縄子どもの国

 【沖縄】沖縄市胡屋の沖縄こどもの国に23日、東北サファリパーク(福島県二本松市)から贈られた雄のホワイトライオンがやってきた。ホワイトライオンは2016年11月14日のスーパームーンの日に生まれた。現在、体長約80センチ、体重約20キロ。26日午後2時にこどもの国の野外ステージで開かれる歓迎式で一般公開される。名前は4月以後に公募で決める。

 こどもの国は14年から、東日本大震災の復興支援の取り組みの一環で、東北サファリパークからアジアゾウの越冬受け入れを続けてきた。交流が実を結び、今回のホワイトライオン寄贈につながった。

 東北サファリパークの熊久保信重社長は会見で「沖縄でも繁殖していくのが目標だ」と話し、今後、雌のホワイトライオンの寄贈も検討する考えを示した。

 桑江朝千夫市長は「2年前にサファリパークに行き、ホワイトライオンの白く美しい姿に感激した。市の子どもたちに、この姿をぜひ見せたいと思っていた」と話した。

 熊久保社長は「恩返しをしたかった。ピンクの肉球やかわいい姿を見てほしい。こどもの国のヒーローになれるようかわいがって」と話した。【琉球新報電子版】