当たり前の日常に感謝 松島中2年3組 給食、1年完食


社会
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 那覇市立松島中学校(松本哲(さとし)校長)の2年3組の生徒が、1年間通して給食を完食した。本年度最後の給食の日となった23日に、那覇市給食センターから生徒全員に表彰状が贈られた。

 給食完食は、担任の内間杏里教諭が受け持つクラスが「給食が準備される当たり前の日常に感謝する」との思いで2011年の東日本大震災後から続けている。

 内間教諭は「生徒同士の声掛けも増えた」と生徒たちの成長を喜んだ。欠席した生徒の分の牛乳も飲み干した森川麗華さん(14)は「前よりご飯が食べられるようになって健康になったと思う」とはにかんだ。

完食して空になった容器を見せる2年3組の生徒ら=23日、那覇市立松島中学校