海保がカヌー9隻拘束 辺野古新基地建設


この記事を書いた人 松永 勝利
工事車両の進入を阻止しようと座り込む市民と、それを排除する機動隊員=28日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設問題で28日午前、10時10分ごろにカヌーで抗議していた9人全員が立ち入り制限区域を示す浮具(フロート)を超え、海上保安庁に拘束された。
 工事準備が進められる大浦湾では大型コンクリートブロックの投下作業が続き、市民らが船3隻、カヌー9艇で抗議する中、午前10時50分までにブロック二つが投下された。
 工事車両の入り口となる米軍キャンプ・シュワブゲート前では午前9時ごろ、約20台の工事関係車両が基地内に入った。10時50分現在、ゲート前には約40人の市民が集会を開き、工事車両の進入を警戒した。【琉球新報電子版】