「ベネチア」から環境問題考える 4月1日から写真展


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来場を呼び掛けるマッセターニ・マルコさんと妻でピアニストの与那原さゆりさん

 イタリア北部アドリア海に面する潟に浮かぶ都市ベネチア(ヴェニス)は、度重なる地盤沈下や冠水で水没の危機にあるといわれる。ベネチアの姿を通して環境問題を考える写真展「水の下のヴェニス」が4月1~11日、北中城村の「あやかりの杜」で開かれる。

 ベネチアは美しい「水の都」として知られる一方、地下水くみ上げに起因する地盤沈下や、地球温暖化に伴う海面上昇による冠水被害が深刻だ。

 写真展を企画したイタリア大使館沖縄領事連絡員で「イタリアンカルチャー倶楽部」代表のマッセターニ・マルコさんは「ベネチアだけでなく世界の問題。すてきな写真を見ながらみんなで問題を考えましょう」と呼び掛ける。

 会場には、ミラノを拠点に活動する芸術家、イアン・アートさんがデジタル技術を駆使して制作した写真作品が展示される。

 マッセターニさん(電話)098(987)1388。