菅義偉官房長官が工事続行を明示 辺野古の岩礁破砕許可で


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 【東京】菅義偉官房長官は29日の会見で、名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄県が沖縄防衛局に工事の一時中断を指示したことに「手続きに全く瑕疵(かし)はない。工事を進めていく考えに変わりはない」と述べ、工事を続行すると明示した。

 県は汚濁防止膜設置に伴うコンクリートブロックの投下計画について防衛局の説明が不十分だとして中断を指示した。

 菅氏はブロック投下は2014年8月に仲井真弘多前知事から岩礁破砕許可を受けたもので、県から本年の5回を含め、60回以上の質問に「すべて誠実に回答している」と適切に進めていると主張した。

 県は設置計画が当初承認した内容とその後に作成された特記仕様書などの内容に違いがあるとして、防衛局に理由を求めている。
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