ホテルから音楽発信 りんけんバンドの照屋氏 沖縄・北谷に建設へ


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
「リンケンズホテル」の外観イメージ図 (アジマァ提供)

 りんけんバンドなど沖縄音楽エンターテインメント事業を運営・管理するアジマァ(沖縄県北谷町、照屋林賢社長)は、宿泊と音楽施設を備えた「リンケンズホテル」を北谷町美浜に2017年中に整備し、運営する。ホテルの敷地内にライブハウスやレコーディングスタジオ、沖縄料理レストランなどを併設し、国内外からの音楽家の利用を目指す。

 ライブハウス「カラハーイ(Kalahaai)」を建て替え、宿泊一体型として新設する。ライブハウスなどは11月にオープンし、ホテルは12月に開業予定。同社がホテルを経営するのは初めて。

 「リンケンズホテル」は地上3階建てで、延べ床面積は1980平方メートル。客室は計24室で、ファミリー層向けなど3タイプの部屋がある。客室単価は3万~6万円と想定している。

 ライブハウスの「カラハーイ」では常設ステージを設置し、地元アーティストの「ティンクティンク」らが毎日出演して音楽で観光客らに沖縄を体験させる。今後、同施設を拠点に次世代の音楽家も育成する。

 照屋社長は「ホテルのブランド化を図り、音楽を使ったまちづくりも促進していきたい」と述べた。