経済、子育てで激論 うるま市長選・立候補予定者が座談会


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うるま市長選に向けて健闘を誓い、握手を交わす島袋俊夫氏(右)と山内末子氏=30日午後、沖縄市の琉球新報中部支社

 4月16日告示、23日投開票のうるま市長選に向け、琉球新報社は30日、沖縄市の中部支社で、3期目を目指す現職の島袋俊夫氏(64)=自民、公明推薦=と、新人で前県議の山内末子氏(59)=社民、共産、社大、自由、民進推薦=の立候補予定者2人による座談会を開いた。両氏は失業率改善に向けた経済振興策や子育て支援を重要政策に掲げ力強く訴えた。

 失業率改善に向けた経済振興策について、島袋氏は「市の2015年完全失業率が前回比約10・71ポイント改善の7・49%だった」と強調し「今後、市民所得向上につながっていくと考えている」と取り組みの成果が出たとの考えを示した。

 山内氏は「県内11市の中でも、失業率はまだ最も悪い」と指摘。「14年度の市民平均所得は168万6千円で県内41市町村中38位。この閉塞(へいそく)感を打破しなければならない」と強調した。

 山内氏は「うるま市は観光資源や情報通信産業など、県内でも可能性に溢れた都市だ。可能性が十分に発揮できるうるま市をつくりたい」と有権者へ訴えた。

 島袋氏は「経済活性化や地元企業の育成、誘致など次の10年を見据えた街づくり計画にしっかり取り組み、さらなる活気とパワーを生み出したい」と訴えた。