泡盛出荷量12年連続で減 16年1・8万キロリットル


この記事を書いた人 松永 勝利
泡盛の出荷量減少について発表する県酒造組合の玉那覇美佐子会長(中央)と大城勤副会長(右)、土屋信賢専務(左)=31日午後、那覇市の県酒造組合

 県酒造組合(玉那覇美佐子会長)は31日、2016年の泡盛出荷量を発表した。総出荷量(アルコール度数30度換算)は前年比2・9%減の1万8694キロリットルで12年連続して減少した。出荷量はピークだった04年の2万7688キロリットルと比較すると67・5%の水準まで落ち込んだ。
 出荷量は2年連続で2万キロリットルの大台を割る厳しい結果となった。内訳は県内出荷が前年比2・8%減の1万5913キロリットル、県外出荷は同3・4%減の2780キロリットルだった。16年の総生産量は同3・0%増の1万9858キロリットルだった。
 玉那覇会長は「全国の酒類市場の厳しさも相まって減少に歯止めがかからず、12年連続で減少する極めて厳しい結果となった」と話した。【琉球新報電子版】