名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄防衛局が護岸工事に向けた作業を進めている。4日には米軍キャンプ・シュワブ内に防衛局が整備した「作業ヤード」で、護岸工事で使うとみられる赤い消波ブロックがクレーン車を使い並べられている様子が確認された。
政府は埋め立ての初段階に当たる護岸工事を早ければ4月中旬にも始める計画。防衛局は工事に伴う県の岩礁破砕許可が3月末で切れたが、許可の更新申請をせず、工事を続けている。県は許可なしの岩礁破砕行為は違法だとして、法的な対抗措置を取る予定で、緊迫した状況となっている。