国頭村が観光協会開所 世界遺産へ心一つ


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国頭村観光協会開所を祝いテープカットする関係者ら=1日、国頭村の道の駅ゆいゆい国頭

 【国頭】国頭村は1日、やんばる地域の世界自然遺産登録推進に向けて観光客の誘致拡大を図ろうと、同村の「道の駅ゆいゆい国頭」に国頭村観光協会を開所した。会長に金城茂さん(64)が就任した。

 開所式で、金城会長は「観光協会開所はあくまでも一つのスタートだ。会員の皆さん一人一人と心一つにして、観光客をやんばるに呼び込むための導線をつくり、地域活性に励んでいきたい」と力強く語った。

 宮城久和国頭村長は「国頭村だけではなく、やんばる3村で連携を取って、多様化する観光客のニーズに応えていきたい」と話した。

 同村辺野喜で生まれ育った金城会長は真新しい観光協会の看板を前に「やんばるの魅力はなんといっても自然だ。県内唯一、山・川・海と三拍子そろっている」と笑顔を見せ、「宿泊施設が少ないことが課題だ。民泊施設を拡充させるなど解消に向けて取り組みたい」と意気込んだ。