観光庁は6日までに観光地形成に向けた市場調査・開拓(マーケティング)や経営管理(マネジメント)を行う「日本版DMO」の候補法人に八重山ビジターズビューロー(YVB、会長・中山義隆石垣市長)を登録した。3月28日付で県内での登録は初めて。6日、沖縄総合事務局で登録証の授与式があり、中山会長は「3市町と観光協会が連携し、消費能力、発信能力を高め、正式法人として登録されるよう努力したい」と語った。
YVBは直航便がある香港を中心に八重山の物産品をアピールするイベントを開催するなど、国内外に八重山観光の魅力を訴えていく。
YVBは石垣市、竹富町、与那国町と県八重山事務所、八重山広域市町村圏事務組合、3市町の観光団体で組織される。2015年から活動している。
DMOは旅行目的地(デスティネーション)をマネジメント・マーケティングする組織(オーガニゼーション)の頭文字を取った略語で、欧米で観光地域づくりを担う組織として普及している。【琉球新報電子版】