サイバー犯罪から生徒守る 警察官が小中高で授業へ


この記事を書いた人 松永 勝利
平敷昭人県教育長から委嘱状を受ける学習支援隊員ら=11日、県庁

 現役警察官が小中高校で講師を務める「安全学習支援授業」の委嘱状交付式が11日、県庁で開かれた。
 暴走族対策やサイバー犯罪対策などに携わる12人が「安全学習支援隊」に選ばれ、平敷昭人県教育長から委嘱状を手渡された。
 支援授業は少年非行や犯罪の防止を図ることを目的に、県教育委員会と県警察本部が連携して、2003年度から取り組んでいる。 平敷教育長は「県警と連携を深め、児童生徒の事件・事故の未然防止を図りたい」とあいさつした。
 隊長になった県警本部生活安全部少年課の新垣和哉課長補佐は「最近は会員制交流サイト(SNS)関係のトラブルを抱える学校が多く、授業の要請も多い。情報が錯綜(さくそう)しているので、授業を通して、学校、生徒、保護者が共通理解を図りたい」と話した。【琉球新報電子版】