安座間君、幼稚園で合格 珠算準初段、暗算5段 北中城


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喜納良江塾長(左端)や、喜納一樹さんらの指導の下、珠算準初段と暗算5段に合格した安座間大和君(左から2人目)と、合格を喜ぶ母の千明さん(同3人目)=8日、北中城村島袋の珠光そろばん塾

 【北中城】北中城村の安座間大和君(6)=当時・北中城幼稚園=が昨年度の検定試験で珠算準初段と暗算5段に合格した。昨年度、沖縄県内での未就学児の合格は珠算検定、暗算検定共に大和君1人だけだった。同村島袋の珠光そろばん塾の喜納良江塾長は「素直な気持ちで取り組み、どんどん成長している」と合格をたたえた。

 大和君は4歳ごろから姉の心愛(のあ)さんの影響でそろばんを始め、ほぼ毎日塾に通って1日4時間以上練習した。大人からすると大層に感じる練習時間だが、大和君は「パチパチと音がするから楽しかった」と無邪気に話す。

 準初段では、掛け算や割り算などに加えて、ルートの計算(開法)まで行う。時には9桁であったり、小数点以下の桁も含んだりする問題を大和君は1問10秒足らずで次々と解いていく。

 大和君に影響を与えているのは、7歳で暗算最高位の10段に合格した、全国最年少記録を持つ心愛さんだ。大和君は「ねーねーに負けないように暗算10段を1年生で取りたい」と目標を話した。