「今こそ立ち上がれ」 市民60人座り込み 辺野古ゲート前


この記事を書いた人 志良堂 仁
腕を組み、歌を歌って抗議する市民=14日午前8時45分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設工事で、14日午前、建設に反対する市民約60人が米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込んだ。互いに腕を組み、「沖縄、今こそ立ち上がれ」と歌い上げた。

 県内外から集まった市民が次々とマイクを握り、「子どもの未来のために闘おう」「平和を守るため、基地は造らせない」と抗議した。
 午前9時ごろ、県警の機動隊員がごぼう抜きで市民を排除した。若い機動隊員に「基地ができてもいいの?」と語りかける市民の姿もあった。ダンプカーやコンクリートミキサー車など、資材搬入車両約30台が基地内に入った。
 大浦湾では、抗議船3隻、カヌー11艇が海上抗議行動し、カヌーチームの1人が海上保安庁に拘束された。シュワブ沿岸部で大型クレーンがフロートをつり上げている様子も確認された。海上に設置するとみられる。【琉球新報電子版】