読谷の海の幸 どうぞ 新施設完成 都屋漁港


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競り市場と直売店が一体となった読谷村都屋漁港水産物展示販売等施設

 【読谷】2016年7月から工事が進められていた「読谷村都屋漁港水産物展示販売等施設」が完成した。競り市場が併せて整備された。落成式が11日に開かれ、村や村漁協、工事の関係者が出席。石嶺伝実村長は「村が誇る海の幸を多くの方に楽しんでもらえる。さらなる水産業、観光産業の充実が図られると期待している」と祝った。
 旧競り市場は1974年に建設されて老朽化が進んでいた。92年に建設された鮮魚直売店は食事提供もしていたが、一部が屋外にあるなど雨天時の使いにくさが指摘されていた。

 新施設は旧競り市場の跡地に建てられ、競り市場と鮮魚直売店が併設されている。そのため、一般の利用者も直売店の利用と合わせて競りを見学できる。鮮魚直売店は、客席を旧施設の50席から約120席に増やし、屋根があり空調が完備された施設で鮮魚を味わえるようになった。
 村漁協の金城肇組合長は「競り市場と直売店が一体となった複合施設は県内初だ。地元の方から観光客まで多くの人に利用してもらいたい」と話した。