「車いすスポーツ」DVDに 沖縄県脊髄損傷者協が作製


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 障がい者スポーツ普及を目指そうと、特定非営利活動法人(NPO)の県脊髄損傷者協会(仲根建作理事長)は14日までに、「車いすスポーツ」をテーマにしたDVDを作製した。DVDは、県内で活動している車いすバスケや車いすラグビーなど計8種類の競技ルールと各競技団体を取り上げている。同協会がコザ信用金庫の助成を受けてDVDを作製するのは初めて。

 同協会スタッフの宮里栄一さんは「2020年の東京五輪・パラリンピックに県内から一人でも多くの選手が輩出できるよう、障がい者スポーツの普及啓発に努めたい」と語った。生活支援員の小倉広大さんも「県内の障がい者スポーツ人口を増やし、東京につながる活動を続けていきたい」と熱を込めた。

 昨年、仲里進選手も代表としてリオデジャネイロ・パラリンピックで活躍したことから、同協会は特に、車いすスポーツの普及に期待を寄せる。

 DVDは配布終了期限を設けず、各種団体向けに無償提供している。動画投稿サイト「ユーチューブ」でも見ることができる。

 問い合わせは沖縄県脊髄損傷者協会(電話)098(961)6715。