潮風受け862人完走 塩屋湾トリム 沿道も笑顔


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塩屋湾を望むコースを元気よく駆け抜けるランナーたち=16日午前、大宜味村塩屋

 【大宜味】第39回塩屋湾一周トリムマラソン大会(主催・同実行委員会、共催・琉球新報社)が16日、大宜味村の旧塩屋小学校を発着する16・7キロ、9キロ、3キロの3コースで開かれた。塩屋湾と新緑の山を望むコースを、潮風を受けながら思い思いのペースで駆け抜けた。出場申し込みは945人、完走者は862人。

 沿道に設置された各集落の給水所などでは、住民らが太鼓を打ち鳴らすなどして「頑張れ、頑張れ」「もう少しでゴールだよ」などと参加者に声を掛け、村を挙げて大会を盛り上げた。

 最高齢の85歳で9キロコースを完走した稲嶺盛昌さん=北谷町=は「健康のために毎回参加している。素晴らしい景色を楽しみながら走った」と笑顔を見せた。

 3キロコースを走った青山瑞(みずき)さん=南城市、馬天小4年=は「きれいなコースで走りやすかった」と話した。

 毎年、大川共同売店前で応援している名城佳子さん(83)は「子供たちが走っているところを見ていると、とても元気が出る」と話し、元気よくパーランクーを打ち鳴らした。