「私が止める、あなたが止める」 辺野古新基地建設 市民の抗議続く


この記事を書いた人 松永 勝利
米軍キャンプ・シュワブ内への工事車両進入を防ごうと、ゲート前で座り込み、県警の機動隊にごぼう抜きで排除される市民ら=17日午前8時54分、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設工事で17日午前、建設に反対する市民約90人が米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込んだ。「新基地建設は知事1人では止められない。私が止める。あなたが止める。共に頑張ろう」と抗議の声を上げた。
 午前9時ごろ、県警の機動隊員がごぼう抜きで座り込んでいる市民を排除した。男性が頭部を打つなど激しいもみ合いになった。護岸工事に使われるとみられる砕石を積んだダンプカーやコンクリートミキサー車など、車両約30台が基地内に入った。
 大浦湾では抗議船3隻、カヌー14艇が海上での抗議行動をした。シュワブ陸上部ではくい打ち作業をしている様子が確認された。【琉球新報電子版】