ディープエギング最盛期


社会
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 沖縄で釣れるアオリイカの種類を方言名で大きく分けると、最も一般的なシルイチャー、シルイチャーより大型のアカイチャー、小型種のクワイチャーに分けられる。

 アカイチャーは深場で釣れることが多く、最大で7キロオーバーに育つ。沖縄ではここ数年、水深40~100メートル以上の深場を船から狙う釣り方をエギングと呼んで人気上昇中の釣りだ。近年は本土から来る釣り人も増え、ユニチカの杉原正浩さんもその一人で、年に数回も通っている。

 15日も、釣り仲間5人と本部町の浜崎漁港から大型のアカイチャー狙いで出船した。伊江島沖や本部沖の水深60メートル前後で仕掛けを下ろし、仕掛けが底に着いたらシャクリ上げては下ろす動作を繰り返していると、イカ特有のアタリが伝わる。大型になるとギィー、ギィーとドラグ音を鳴らしてラインが引き出され釣り人を喜ばす。群れに当たるとダブル、トリプルで釣れることも珍しくなく、時には竿(さお)を出している全員がヒットすることもある。

 当日は3キロオーバーの大型は釣れなかったが、2.5キロ2杯を筆頭に0.4~2.3キロ20杯(小型はリリース)とまずまずの釣果。これから5月いっぱいは楽しめる。キャプテンズ(電話)090(9073)6405。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

15日、伊江島沖で0.8~2キロのアカイチャーを4杯同時に釣った杉原正浩さん(左から2人目)と他のメンバー
12日、泡瀬漁港で52センチ・2.66キロのチンシラーを釣った大城朝永さん
3日、港川海岸で32センチのヒラメを釣った玉城竜馬さん
8日、久高島で67センチ・6.1キロのマクブを釣った国場俊さん
9日、金武海岸で68センチ・5.38キロのマクブを釣った安次富正和さん
11日、那覇一文字で45センチ・1.3キロの尾長グレを釣った志喜屋孝光さん
11日、糸満海岸でシガヤーダコを餌に65センチ・3.38キロのタマンを釣った新垣勝さん
9日、宜名真で90センチ・13.8キロのミーバイを釣った玉城正勝さん
16日、石垣島沖一文字で30キロのロウニンアジを釣った新城至さん(フィードマン)