社会

南洋戦訴訟で3人が意見陳述 那覇地裁、結審へ

横断幕を掲げ、那覇地裁に向かう南洋群島で戦争に巻き込まれた民間人やその遺族ら=19日午後、那覇市樋川の那覇地裁前

 パラオやサイパンなど南太平洋で戦争に巻き込まれた民間人やその遺族ら45人が、国に謝罪と損害賠償を求めた訴訟の最終弁論が19日午後、那覇地裁で開かれた。原告側から原告団長の柳田虎一郎さんら3人が最終陳述・弁論をした。判決は年内になる見通し。
 テニアンで生まれ親族を亡くした喜瀬光子さん(82)は現地での悲惨な体験を語り、戦争後沖縄に帰ってPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されたことを証言した。喜瀬さんは「戦争がなければこのようなつらい思いをしなかった」と訴えた。【琉球新報電子版】