宮古島トライアスロン、有力選手が続々来島 海外招待勢意気込む


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 【宮古島トライアスロン取材班】第33回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市、琉球新報社)の招待選手らが19日、国内外から続々現地入りした。いよいよ始まる熱戦を前に、それぞれが優勝や上位入賞へ意欲を示し、決意を新たにした。有力選手の宮古島入りで、一気に大会ムードが高まっている。

宮古島に到着した(左から)ビクトール・アロシェン、ダミエン・コリンズ、ショウン・ワイリーマン、キャメロン・ブラウン、サイモン・ヤン、クリスティー・オズボーン=19日午前、宮古空港

 海外招待選手6人が19日午前、宮古島入りした。アイアンマンニュージーランドを12連覇し、初出場の宮古島で優勝の呼び声も高いキャメロン・ブラウン(44)=ニュージーランド=らは到着後、宮古島空港で本番へ意気込んだ。

 今年は2位に終わったが、昨年までニュージーランド最大のトライアスロン大会を12連覇したブラウンは、フルマラソン2時間41分台の記録を持ち、最終のランを武器とする。「スイム、バイクももちろん頑張るが、最後はランで勝負を決めて『イチバン』を狙う」と意欲を示した。

 第30回大会は5位、31回大会は3位と好成績を残すビクトール・アロシュン(28)=ウクライナ=は3回目の出場となる。「出場のたびに上達したいと思っている。優勝できればうれしい」とスイム重視で臨む構えだ。

 サイモン・ユン(30)=ドイツ=は第30回大会のバイクを1位通過しながら、飛ばしすぎの影響でランでリタイアした。2度目の挑戦に「失敗を踏まえ、得意のバイクをコントロールして挑む」と5位以内入賞を目標に掲げた。

 2015アイアンマンフロリダ70・3を制したカナダのショーン・ワイリーマン(27)は初出場のロングとなり、8時間切りと5位以内入賞を目指す。「まだ寒いカナダから来て、この島の暑さが楽しみ。展開は分からないが頑張りたい」

 16アイアンマンケアンズ13位のダミエン・コリンズ(27)=オーストラリア=は初出場に「自分の国と気候が似ている。飛行機から見た海が美しかったのでスイムをしっかり頑張る」と意欲を示した。3位以内入賞が目標だ。

 ハーフレースは既にデビューしているが、ロングは初となる米国のクリスティー・オズボーン(34)は「すべてが新しい挑戦。どうなるか分からないが、楽しみだ」と笑顔で語り、本番を心待ちにしている様子だった。