24日にも県が立ち入り調査 恩納村流弾現場


この記事を書いた人 志良堂 仁
米軍キャンプ・ハンセン内で発生した銃弾によるものとみられる車両、水タンク破損問題を受け開かれた県議会米軍基地関係特別委員会띩=20日午前10時すぎ、県議会

 恩納村安富祖の米軍キャンプ・ハンセン内の安富祖ダム工事現場で工事業者の車両や水タンクが破損し、水タンク内や車両付近から銃弾のような物が見つかった問題で、県は24日午後にも現場に立ち入り、調査する方向で調整を進めている。20日午前に開かれた県議会の米軍基地関係特別委員会(軍特委、仲宗根悟委員長)で県基地対策課が報告した。

 委員会では、意見書と抗議決議を出す方向性に異論は出なかったが、県の立ち入り調査を踏まえた上で最終決定すべきだなどの意見が出たため、各会派が文案を持ち帰り検討することになった。
 基地内への立ち入り調査について基地対策課の金城典和参事兼課長は「沖縄防衛局によると、米軍は立ち入りを許可する方向で作業を進めており、来週月曜日の午後に入れないか調整中」と説明した。