沖縄PR 学生とタッグ かりゆしと琉大が観光協定


この記事を書いた人 琉球新報社
沖縄PR 学生とタッグ かりゆしと琉大 観光協定

 沖縄県内ホテル大手のかりゆし(那覇市、當山智士社長)と琉球大学観光産業科学部(下地芳郎学部長)は20日、包括連携協定を結び、琉大で締結式を行った。協定により新たに商品開発、マーケティング調査を基にした観光戦略を構築する。

 琉大とかりゆしは2012年からかりゆし基金を使い、観光人材を育成してきた。當山社長は「グローバルな時代に、沖縄の人が観光を経営管理する人材となってほしい。そのためにも琉大が質、量ともにナンバーワンの大学となってほしい」と期待した。

 下地学部長は「人材育成プロジェクトを通じて実践と学びを両立している。商品開発や質向上のためのマーケティングで、さらに専門性を高めたい」と述べた。

 これまで観光地への研修や企業見学を通し、沖縄らしい観光商品を学生から募集していた。現在、学生の案を基に、琉球ガラスを内装に用いた「琉球チャペル」をかりゆしの運営するホテルで構想中という。當山社長は「商品化が実現すれば(収益の一部を)大学に還元したい」と話した。