那覇空自F15機2機が共同訓練 米空母カール・ビンソンと


この記事を書いた人 松永 勝利
航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機

 【東京】航空自衛隊は26日、那覇基地所属のF15戦闘機2機が同日から、米海軍の原子力空母カール・ビンソンや艦載機との共同訓練に参加すると発表した。訓練は沖縄の東方空域で実施される。カール・ビンソンなどの空母打撃群は現在、朝鮮半島近海に向けて北上している。核や弾道ミサイル開発を進める北朝鮮をけん制する狙いがあるとされており、自衛隊が米軍との一体化を強めている現状があらためて浮き彫りになった。
 カール・ビンソンなどの空母打撃群は23日からフィリピン海で海上自衛隊の護衛艦「あしがら」「さみだれ」と共同訓練を始めている。海自艦は26日の訓練も参加する。訓練しながら北上していることになる。
 共同訓練では米海軍空母や艦載機F18戦闘機2機と戦術訓練を行う。空自は「特定の国、地域を想定しているものではない」としており、訓練目的は「空自の戦術技量向上、米海軍との連携強化」とだけ説明し、詳細は明らかにしていない。【琉球新報電子版】