6月にも県民大会 辺野古護岸着工に抗議


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 名護市辺野古の新基地建設で沖縄防衛局が護岸工事に着手したことを巡り、辺野古の新基地建設に反対するオール沖縄会議の大会・集会部が県民大会の開催を検討していることが27日までに分かった。6月をめどに数万人規模の大会を想定している。県民大会を通じて、工事に反対する民意をあらためて示す。

 会場案としては、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇や奥武山公園陸上競技場、名護市21世紀の森公園などが挙がっている。開催時期は、県が検討する差し止め訴訟や埋め立て承認撤回など県側の動きを見据えた上で最終決定するため、流動的な部分もある。

 オール沖縄会議は、昨年4月に本島中部で起きた米軍属による女性暴行殺人事件を受け、同6月に事件に抗議する県民大会を奥武山陸上競技場で開催した。6万5千人(主催者発表)が集まった。今年3月には、新基地建設に反対する県民集会を米キャンプ・シュワブゲート前で開催し、3500人超(同)が参加した。