米・高校生 ようこそ伊江島へ 小中学生が英語で交流


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【伊江】米カリフォルニア州のフォレストレイククリスチャンスクールの高校生と引率者合わせて12人が11~17日の1週間、伊江島に滞在した。ボランティアで村内の小学生向けの英語教室を開講し、中学生を対象に野外キャンプなどを実施した。

記念植樹したヤシの木を囲んで記念撮影するイングリッシュ・イマージョン・キャンプの参加者=16日、伊江村青少年旅行村内キャンプ場

 伊江村グローバル人材育成事業の一環。村教育委員会と公文伊江・伊江西教室が共催し、一般社団法人エンカンパス日本(東京本部)のジャスティニアノ・ラルフさんや読谷村にある沖縄クリスチャンスクールインターナショナルの外国人教師や生徒らが協力した。

 「キャンプ・カリフォルニア・イン伊江島」と名付けられた同プログラムは昨年に引き続き2回目。13、14日には村内2小学校を訪れ、ゲームなどで交流した。米国の小学校の授業風景の動画も上映し、米国と日本の学園生活の違いなども学んだ。

 また、14~17日の2泊3日は村内の中学生を対象に村青少年旅行村内キャンプ場で「イングリッシュ・イマージョン・キャンプ」(英語漬けの野外キャンプ)を実施した。英語でコミュニケーションを図り、アメリカンスタイルの食事作りやキャンプファイア、歌、ゲームなどを楽しみ、寝食を共にした。キリストの復活を祝うイースターの16日には、子どものための伝統的な行事の一つ、「イースターエッグ」も体験した。「英語に浸り、リスニングの力が付いた」などと感想を述べる生徒らは自然と英単語を口ずさむように。充実した異文化交流となったようだった。

 伊江中3年の玉城栄美花さんと具志川慈琉(しげる)さんは「昨年参加した時よりも英語が聞き取れるようになった。まだ言いたいことが上手に表現できないのでもっと勉強して米国でのホームステイを体験したい」と意欲を見せた。(中川廣江通信員)

英文へ→American high school students visit Ie-jima for cultural exchange with local pupils