沿岸で砕石敷き詰める 辺野古新基地建設


この記事を書いた人 松永 勝利
「K9護岸」付近の浜に砕石を敷き詰める作業員=1日午前9時40分ごろ、名護市辺野古

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設工事で、沖縄防衛局は1日午前、キャンプ・シュワブのK9護岸地点の沿岸でクレーンによる砕石敷き詰め作業を続けた。砕石の海中投下は午前11時現在確認されていない。
 建設に反対する市民約60人が米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込んだ。午前9時50分ごろ、県警の機動隊によるごぼう抜きで市民が排除された。工事車両のトラック16台、クレーン車2台が基地内に進入した。
 市民からは「新基地建設反対」の声が上がった。参加者は「座り込み」と「沖縄今こそ立ち上がろう」の2曲を歌った。
 ヘリ基地反対協議会の安次富浩代表は、土曜日に行われた県民集会の成功に触れ「私たちはこれからも一丸となって現場で闘っていこう。引き続き埋め立て撤回を求めていく」と力強くあいさつした。
 大浦湾ではカヌー7艇、抗議船2隻が抗議行動をした。【琉球新報電子版】