エコ活動実践 小中12校決定 ライオン美らアクション 助成金贈る


社会
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ウミガメについて調べたことを発表する瀬底小の4年生=1日、県庁

 エコ活動を行う沖縄県内の小中学校を「環境教育実践校」として支援する、ライオンのジュニアエコプロジェクト「ライオン美らアクション」に2017年度の実践校12校が決定した。県庁で1日、掬川(きくかわ)正純取締役常務執行役員が、認定書と各校25万円の助成金を手渡した。12校を代表して本部町立瀬底小の金城聡教頭、糸満市立高嶺中の山田宏校長が受け取った。

 贈呈式では16年度実践校として瀬底小の4年生9人が活動を報告した。同小では沖縄美ら海水族館の協力でウミガメの生態調査や、子ガメの世話と放流などの活動を総合学習として続けている。助成金は調べ学習の教材調達などに活用しているという。

 児童らはウミガメがビニールや釣り針を間違えて食べたり、体にゴミが絡まったりして死んでしまう現状を報告。「私たちが大人になってもウミガメが生きられるよう島の海を守っていきたい」と力強く発表した。

 決定された実践校は次の通り。

 【継続3年目】島袋小(北中城)、狩俣小、下地中【同2年目】瀬底小、ゆたか小、宮良小、美里中、黒島中【新規】清水小、伊是名中、球美中、高嶺中