キングス CS懸け大阪戦 ホーム連勝絶対条件


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
大阪との直接対決を前に攻守の動きを確認するキングスの選手たち=5日、西原町民体育館(屋嘉部長将撮影)

 プロバスケットボールBリーグ1部西地区3位の琉球ゴールデンキングス(27勝31敗)は6、7の両日、ホームの沖縄市体育館に同地区2位の大阪エヴェッサ(28勝30敗)を迎え、各地区上位2チームなどが争うチャンピオンシップ(CS)進出を懸けて最後の直接対決を戦う。CS出場チームは西地区2位枠を残して全て決まっており、キングスが2位枠を獲得するためには2連勝が絶対条件だ。最後の1枠を懸けた最終戦で、キングスと大阪が激突する。

◆ファンと一体 直接対決
 キングスは大阪に1ゲーム差でリードされており、2連勝しなければ2位には上がれない。今季1勝5敗と負け越している大阪をどう攻略するか。キングスファンの期待と注目は最高潮に高まっている。

 3日、キングスは名古屋に敗北するも、同日に大阪が滋賀に敗れてCS進出へ首の皮一枚でつながった。CS進出のためには、ホームで大阪との2連戦は絶対に負けられない戦いだ。

 最大のヤマ場を前に5日、キングスは西原町民体育館で大阪戦に向けた攻守の連係を綿密に確認した。4月の大阪戦では84―69と大勝した後に、62―83と大敗を喫した。

 伊佐勉HCは「(大阪は)全員が1対1に強い選手なので、とにかく(勢いに)乗せないことが大切」と警戒。「消極的になるのではなく、ホームのお客さんの力も借りて思いっきりプレーし、キングスらしいバスケをして結果を楽しみにしたい」と気持ちを引き締めた。

 4月の大阪戦2試合で33得点とチーム最多得点を挙げた津山尚大は「最初からしっかりプレッシャーをかけながら、勢いのあるバスケットをしたい。先頭を切って、速攻でもシュートでもいけるようにしたい」と意気込む。

 「とにかく勝ちを意識し、全力でプレーすることが次につながる」と語る主将の岸本隆一。「チームも応援してくれる人も、どれだけ大事な2試合なのかは分かっている。気持ちを一つにし、一緒に戦いたい」と闘志をたぎらせている。