毎年ゴールデンウイーク前後にタマンが爆釣する通称那覇一文字。タマン釣り師の間では、そのタイミングがいつ来るか楽しみにしている人も少なくない。釣りクラブ「A.K.T.D」会長の安里和也さんもその1人で、これまでのデータから5月4日の潮が釣れると予測、同じクラブの大浜伸介さんと勇魚会の渡ケ次憲史さんと宮城雄治さんの4人で、午前10時の便で那覇一文字に渡った。
日中は夜のタマン釣りの餌にする魚を釣ろうとフカセ釣り。その横で2本だけ出したタマン竿(ざお)に午後1時30分に61センチのタマンが釣れ、午後3時に63センチが釣れた。午後6時に安里さんに50センチ、大浜さんに64センチのタマンが連発と、明るいうちからタマン4匹が釣れ爆釣の予兆。
そして迎えたゴールデンタイム、午後7時から始まった爆釣タイムは午後11時まで続き、最大67.7センチ・3.45キロを筆頭に60センチオーバーのタマンがダブル、トリプルでヒットし、堤防の4人は大忙し。夜中にも3匹を追加し、4人でトータル43匹を釣り上げ爆釣した。
翌日、うわさを聞きつけた釣り人が大勢押し寄せたが釣れたのは1匹のみ。今度は昼間のカゴ釣りでタマンが連発しているとのことだ。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)