連結、単体とも増収減益 琉銀17年3月期決算


この記事を書いた人 松永 勝利

 琉球銀行(川上康頭取)は10日、2017年3月期連結決算を発表した。売上高に当たる経常収益は前期比1・3%増の607億円、経常利益は貸出金利息減少などの影響で同3・3%減の97億円となり、増収減益となった。純利益は37・1%減の64億円。単体では経常収益が2・2%増の411億円、経常収益が10・7%減の74億円で増収減益。純利益は0・8%減の50億円だった。川上頭取は「マイナス金利政策や競争の激化で前年度よりも金利低下のスピードが速かった」と述べ、金融機関を取り巻く収益環境が急速に変化しているとの認識を示した。【琉球新報電子版】