「非武装中立の沖縄を」 自己決定権の会が発足


この記事を書いた人 松永 勝利
設立総会で活動計画などを決める「命どぅ宝!琉球の自己決定権の会」の会員ら=13日午後2時すぎ、浦添市社会福祉センター

 政治団体「命どぅ宝!琉球の自己決定権の会」が13日午後、発足した。浦添市社会福祉センターで同日開いた設立総会で「国連や国際社会に依拠し、東アジアに開かれた非武装中立の琉球・沖縄を創造する」などとする設立宣言を発表した。名護市辺野古への新基地建設や先島への自衛隊配備に反対し、自己決定権の確立に向けて活動する方針も確認した。
 設立宣言は1879年の琉球併合や1945年の沖縄戦、72年の沖縄施政権返還、現在の米軍基地問題などを挙げて「歴史に学び、自己決定権(脱植民地化)を行使し、現状を打破しなければならない」などとしている。同会は7月の那覇市議選などに候補者を擁立する。【琉球新報電子版】