【中国時報】バナナ高騰1キロ230円 昨年の台風が影響


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 バナナの産地が昨年の台風によって大きな損害を被り、今年のバナナの現地価格がこれまでになく高騰している。

 これに対して、農糧署の蘇茂祥副署長はコメントを出した。バナナの数が少なく、価格も高く、今年3月から5月は現地価格が1キロ50~60元(日本円で190~230円)となっている。災害を受けなければ、例年30~40元(113~150円)で落ち着くが、酷暑で熟すのが早く、柔らか過ぎて消費者の期待を裏切っている。

 そのため、果物需要が水分の多いスイカやレイシ、マンゴーに流れ、6月以降にはバナナの需要が落ちるとみられる。

 6月にはバナナの現地価格が1キロ12~20元(45~75円)になると考えられ、流通経費などを入れても消費者が手にする価格は約20~30元(75~113円)になる見込み。