艦載機移駐は明言避ける 岩国市長が宜野湾市長訪問


この記事を書いた人 志良堂 仁
宜野湾市に佐喜真淳市長(右)を訪問し、固く握手を交わす山口県岩国市の福田良彦市長=16日午前10時すぎ、宜野湾市役所

 【宜野湾】厚木基地(神奈川県)から岩国基地への空母艦載機移駐を巡り来県中の山口県岩国市の福田良彦市長は16日、宜野湾市役所に佐喜真淳市長を訪ねた。会談後、福田市長は、2日間の視察を通して普天間飛行場の全面返還に向けて工事が進んでいるとの認識を示した一方、「空母艦載機の移駐の是非について、回答は差し控えたい」とした。

 福田市長は、佐喜真市長と自身が艦載機移駐受け入れ条件の一つに掲げる普天間飛行場移設の進展状況について話したほか、今後の両市の交流について議論を深めた。

 福田市長は15日、沖縄防衛局から普天間飛行場移設の進展などの説明を受け、米軍キャンプ・シュワブ内から辺野古の新基地建設の様子を視察したほか、稲嶺進名護市長も訪ねた。
【琉球新報電子版】