県内各地で大雨 ダムの貯水率50%に回復


この記事を書いた人 平良 正
降りしきる雨の中、傘を差して道行く人たち=16日、那覇市のパレットくもじ前交差点(諸見里真利撮影)

 梅雨前線が活発化したことに伴い、沖縄本島地方は16日午前0時から午後5時半までに国頭村奥で203ミリ、うるま市宮城島で154ミリ、那覇市で124ミリの降水量を観測した。このうち奥では、午前5時50分までの3時間雨量で107・5ミリと5月の観測史上最大となった。

 沖縄気象台は16日午前10時37分に伊是名村、伊平屋村、久米島町を除く沖縄本島全域に大雨・洪水警報を発表したが、午後2時50分までに解除した。沖縄市、うるま市、嘉手納町、国頭村では土砂災害警報が出ている。

 また、各地での土砂災害や河川の増水、氾濫に注意を呼び掛けている。

 17日以降は大陸性高気圧が張り出すため、晴れの予報となっている。

 一方、梅雨に入り県内11ダムの貯水率は50・3%となった。4月10日以来35日ぶりに50%台へと回復した。(琉球新報電子版)