琉球新報社 
米カリフォルニア州グース・クリークＧＣで行われた１６日のカリフォルニア・アマチュア・チャンピオンシップ最終予選会で、今帰仁村出身の玉城元気さん（１９）が４アンダー１位タイの好成績で予選通過を果たした。この日の予選会は８３人が激戦を展開し、玉城さんはサム・チョイさんとタイスコアだった。アンダーで回ったのが７人、上位１０人が６月中旬に開催される本大会に進むことができる。
玉城さんは宜野座高校卒業後、エナジック（大城博成会長）が経営するエナジックゴルフアカデミー（嘉数森勇学長）に入学した。カリフォルニア州にゴルフ留学し、現在に至っている。
高校在学中に、沖縄でのジュニア選手権で優勝した経験がある。
現在は午前中に英語の勉強をしている。そして午後４～７時にゴルフのレッスンをコーチの金沢トムさん（５８）から受けている。
アカデミーの同窓生、静岡県出身の三浦春輝さん（１８）と一緒に行動し、将来プロゴルファーを目指している。
玉城さんは「ツアーに出てテレビに自分が紹介されるようなプレーヤーを目指している。将来はＰＧＡ（日本プロゴルフ協会）ツアーで活躍できる選手になりたい」と夢を膨らませている。
金沢さんは「玉城さんは２試合続けて６０台でラウンドし、この日にこのスコアが出せるのはすごい。だがプロになり、一流選手になるまでには多くの困難を乗り越えていかなければならない」と話す。
エナジックの大城会長は「世界に羽ばたくプレーヤーの育成に全力を注いでいる。アメリカでそれを達成してほしい」と話し、玉城さんへの期待を膨らませていた。（当銘貞夫通信員）
