元日本代表の石崎巧とキングスが選手契約で合意 名古屋ダイヤモンドドルフィンズから移籍


この記事を書いた人 松永 勝利
石崎巧

 バスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは2日、元日本代表で昨季まで名古屋ダイヤモンドドルフィンズに所属していた石崎巧と選手契約で基本合意に達したと発表した。石崎は2013年から14年には日本人初のドイツトップリーグ選手として活躍した。

 石崎は1984年7月6日生まれ、身長188センチ、体重87キロ。ポジションはPG・SG。球団のホームページ上で石崎は移籍を決めた理由について「常に上を目指して変化を続けるその姿勢に強い共感を得た」と記している。さらに「ここまで成長し続けてきたチームをさらにステップアップさせるためのプラスアルファとして、持てる全てで日々戦い続ける覚悟です」と意欲を示した。

 石崎は北陸高校時代に全国総体で優勝したほか、国民体育大会とウィンターカップで準優勝し、東海大学時代には全日本大学バスケットボール選手権大会で2度頂点に立っている。

 2007~10年に東芝(現在の川崎ブレイブサンダース)、10~11年に島根スサノオマジックに所属した。11年からドイツに渡り、13~14年にはドイツ1部リーグ、MHPリーゼン・ルートヴィヒスブルクで日本人初のドイツトップリーグ選手として活躍した。14年から名古屋に所属していた。

 高校、大学から日本代表に選ばれ、10年のFIBAアジアスタンコビッチカップの準優勝、14年の仁川アジア大会では4大会20年ぶりの3位入賞に貢献した。【琉球新報電子版】