宮古テレビ優秀賞 キンバトの生態追う 九州番組コンクール


この記事を書いた人 平良 正
番組を制作した宮古テレビ報道部の砂川栄喜課長(中央)、ナレーションを担当した荷川取ゆかり総務課長(左)、荷川取辰彦報道部長=1日、宮古テレビ

 【宮古島】宮古テレビ(宮古島市、玉城篤社長)は1日、同社報道部の砂川栄喜課長(49)が制作した番組が第13回ケーブルテレビ九州番組コンクール(日本ケーブルテレビ連盟九州支部主催)で優秀賞を受賞したと発表した。受賞番組は、天然記念物の鳥キンバトの生態を追い、昨年9月に放送した「ふるさと再発見~国の天然記念物キンバト」だ。宮古テレビの同コンクール入賞は5年ぶり3回目となる。

 コンクールのレギュラー番組部門に26作品、テーマ部門に26作品の応募があった。宮古テレビの受賞番組はレギュラー部門の1次審査を突破し、2次審査に進む5番組の一つに残り、グランプリと準グランプリに続く優秀賞に選ばれた。

 受賞番組は宮古島の何気ない風景を切り取った「ふるさと再発見」シリーズの一つ。キンバトの抱卵から巣立ちまでを追った。合間にアカショウビンやサンコウチョウなど、宮古島に飛来する渡り鳥の様子を伝えた。講評では「2年余りの制作期間の中で子育ての様子をよく捉えている」「宮古島が野鳥の宝庫であることが分かる」などと評価された。

 砂川課長は「これからも見落としがちな宮古の大切な風景を紹介したい。大事なものに気付くきっかけとなればいい」と話した。