10日午後8時52分ごろ、米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイ1機が鹿児島県の奄美空港に緊急着陸した。
11日午前0時現在、機体は同空港駐機場に止まっている。地元消防によると、救急車や消防車の出動はなく、火災やけが人はいないという。
沖縄防衛局によると、このオスプレイは米軍普天間飛行場所属で、奄美諸島沖を飛行中、異常を示す警告灯が点滅したという。着陸について、奄美空港管理事務所に事前連絡はなかったという。機体に損傷はなく、米軍は事故を避けるための「予防着陸」と説明している。
同空港は通常、午後7時半までに航空機の発着が終了する。鹿児島県土木部港湾空港課によると、11日の同空港の運航に影響はない。
米軍普天間飛行場所属のオスプレイは昨年12月、名護市に墜落したほか、今月6日には伊江島補助飛行場に緊急着陸した。【琉球新報電子版】