比嘉大吾、恩師と抱き合う 宮古島に凱旋 


この記事を書いた人 志良堂 仁

 【宮古島】世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者の比嘉大吾(21)=白井・具志堅スポーツジム、浦添市出身=が11日午後、チャンピオンベルトを手に、ボクシングを学んだ地・宮古島市に凱旋(がいせん)した。比嘉は宮古工業高校でボクシングを始めており、同市を「第二の故郷」と公言する。空港ロビーでは100人以上の人々が待ち構えており、一緒に降り立った具志堅用高会長と共に熱烈な歓迎を受けた。同日午後4時からは市平良の西里大通りで凱旋パレードが催される。

宮古島市に凱旋(がいせん)し、ボクシングの恩師・知念健次さん(右)と抱き合うWBC世界フライ級王者の比嘉大吾=11日午後1時11分、宮古空港(新里圭蔵撮影)
宮古空港での歓迎セレモニーで花束を受け取るWBC世界フライ級王者の比嘉大吾=11日午後1時13分

 空港ロビーで開かれた歓迎セレモニーでは、恩師の知念健次・宮古工高ボクシング部監督も待ち構えており、比嘉としっかり抱き合った。比嘉は「第二の故郷でボクシングの原点でもある宮古島。3年間しかいなかったが、こんなに多くの人が集まってくれて感謝したい」と強調した。具志堅会長も「3年前に大吾をこの宮古空港から連れて行った。こうしてみなさんに喜んでもらえて本当にありがたい」と感激した様子で話した。

 パレードの後は市役所平良庁舎の駐車場で市民報告会、さらに午後7時からホテルアトールエメラルドで祝賀会が開かれる。【琉球新報電子版】