校歌探訪 宜野湾市立普天間第二小学校


この記事を書いた人 Avatar photo 松堂 秀樹

 2018年に創立50年を迎える普天間第二小学校。1969年4月に普天間小学校から分離、開校した経緯から同校と「兄弟校」として交流を保ち、普天間地域の人と共に歴史を歩んできた。校歌が制定されたのは70年3月16日。宜野湾市出身で、学校教員や立法院議員を経て沖縄国際大学副学長を務めた宮城清吉さんが作詞した。作曲は県内で多くの校歌を手掛けた田場盛徳さん。
 冒頭で「お宮の近く新しい 世界の朝をさし招く」と開校の喜びを歌い、3番目では「海原遠く見はるかし」と新城の情景が浮かぶ。現在は校舎の周囲に住宅が立ち並び、海は見えないが、開校記念誌(71年発行)によると、当時は西海岸の大海原を遠望できる新開地だった。