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平和、環境 島で学ぶ 「渡嘉敷体験」1253人参加

 【渡嘉敷】愛知県東海市立中学校全6校の2年生全生徒と教員ら約1200人が3泊4日の日程で沖縄を訪れ、自然や文化に触れたり、平和について学んだりする沖縄体験学習の「渡嘉敷島体験」が始まった。連続10回の訪問で、国立沖縄青少年交流の家を主会場に27日まで行われる。


平和学習で集団自決跡地の慰霊碑に千羽鶴を奉納する横須賀中2年生=6日、集団自決跡地の慰霊碑

 最初に横須賀中266人が4~6日、渡嘉敷村の国立沖縄青少年交流の家に入った。続いて上野中(163人)、名和中(209人)、加木屋中(229人)、富木島中(185人)、平州中(201人)が訪れる。

 島では、渡嘉志久ビーチでのマリン体験(カヌー、海水浴、シュノーケリングなど)、レクリエーション交流、集団生活などを通して、協力し合い学び合う態度を身に付ける。また、地元の平和ガイドを講師に招き、渡嘉敷島の「集団自決」(強制集団死)について学び、沖縄戦の悲惨さ、命や平和の尊さについて認識を深める。

 4年前からは環境教育の一環として、渡嘉敷村やダイビング協会の協力でサンゴの苗(ミドリイシサンゴなど)を植え付ける体験も行っている。最終日は交流のある沖縄市を訪問し、中学生らとの交流会や南部戦跡などを見学する。

 同中の指原翔さん(14)は「戦争のむごさ、自決した人の思いがとてもつらかった」と話した。ライアン美幸教諭(36)は「島の海を満喫できた。平和を学ぶには沖縄戦を学ぶことが重要だと再認識できた」と語った。
(米田英明通信員)