沖縄県内で軟式野球全国大会 「名球会杯」、教室も開催


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名球会杯全国選抜選手権大会の沖縄開催を紹介する日本プロ野球名球会の松元潤一事務局長(右)とスポーツデータバンク沖縄の石塚大輔社長=20日、琉球新報社

 軟式野球の第9回名球会杯全国選抜選手権大会(日本ジュニアスポーツクラブ協会主催、日本プロ野球名球会協賛・協力)が、8月1~3日に沖縄セルラースタジアム那覇と瀬長島野球場(豊見城市)で開かれる。国内では珍しい個人参加型の少年野球大会。「全国統一野球力テスト」で選抜された小学生約300人が全国17地区ごとにチームを組んで沖縄に集結する。これまでは長野県諏訪市で開催し、今年から沖縄で実施する。

 沖縄開催に伴い、那覇市と豊見城市からの招待2チームに、台湾代表チームも加わって国際交流を打ち出す。試合のほか、名球会会員が来県し、野球教室や講演を予定する。

 日本プロ野球名球会の松元潤一事務局長は「個の能力で集まったチームで全国の頂点を競う。野球熱の高い沖縄で盛り上げてほしい」と語った。

 スポーツデータバンク社(東京)が全国200カ所で運営するジュニアバッティングスクールに通う約4千人から、成績上位者を選考する。大会は全20チームで予選2試合、決勝トーナメントを行い、大会の個人成績優秀者からさらに30人を選抜して12月に台湾で行う世界大会に出場する。

 スポーツデータバンク沖縄の石塚大輔社長は「アジアからの誘客などスポーツツーリズムの観点から沖縄を検討してきた。台湾代表も初参加となり、国際感覚を養いたい」と述べた。