医療法人寿仁会 沖縄セントラル病院 医療機関トップインタビュー[PR]


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地域医療と国際貢献 両輪に
医療法人寿仁会 沖縄セントラル病院
大仲 良一 理事長

大仲 良一 理事長

―病院のご紹介をお願いします。

 祖国復帰間もない1973年に、医師や看護師をはじめコメディカルスタッフが少ない医療環境の中で創業しました。「ひたすら病める人のために」を理念に掲げ、他院では実践していないオンリーワンを目指してきました。

 当院が県内導入の先駆けとなった業務として、リハビリテーション部門の導入(1978年)、旧労働省認定のTHPの導入、メディカルフィットネスセンターの設置(2003年)などがあります。病院医療はもとより、「健全なる方々の更なる健康増進を目指して」をモットーに予防医学にも力を入れてきました。また、航空パイロットや潜水業務に携わる方々向けに特殊健康診断も実施しています。

 海に囲まれた沖縄に絶対必要だと思って導入した高気圧酸素治療装置は、もともと減圧症の患者様を対象としたものでしたが、近年、突発性難聴や糖尿病による末端部の循環障害、脳梗塞や腰部脊椎管狭窄症など各科領域におけるさまざまな疾病に悩む患者様の治療に貢献しています。
 

静かな音楽を聞きながらガンマナイフ治療が受けられます

―県内唯一「ガンマナイフセンター」も併設されています。

 ガンマナイフはメスを使わずに、脳腫瘍や脳血管障害をピンポイントで放射線照射し治療する画期的な装置です。全国で38番目に導入しました。治療は痛みもなく、3日間の入院のみで、開頭しないので特にリハビリも必要なく、お子様や年配の方でも安心して治療を受けることができます。

―国際貢献にも尽力しています。

 1988年にWHO、国際ロータリークラブの要請で訪問したインドでのポリオ実態調査を皮切りに国際活動を展開しています。1995年には国際医療ボランティア団体AMDA沖縄支部を院内に設置しました。インドネシア大洪水への看護師派遣、ラオスからの内科医や検査技師の招聘など、当院で働くスタッフ一丸となって難民や災害被災地への救援活動を行っています。

―健康長寿復活への提言を。

 首から下の健康診断の必要性は広く周知されていますが、脳ドックはまだまだ認知度が低いので、必要性を訴えていきたいです。

 また、健康長寿を取り戻すためには中高年への健康管理だけではなく、乳幼児期からの生活改善が大切です。子どもが健全に育つ環境づくりと年齢に応じた運動方法を提案していきたいです。

 

医療法人寿仁会 沖縄セントラル病院

住所

〒902-0076 沖縄県那覇市与儀1-26-6

TEL

098-854-5511

受付時間

午前 am8:30~pm0:30
午後 pm1:30~pm5:30

診療時間

午前 am9:00~pm1:00
午後 pm2:00~pm6:00